今必要とされるケアマネージャーへの転職

今必要とされるケアマネージャーへの転職

超高齢者社会から多死社会へと進んでいく現代。更に核家族化が進み高齢者の孤独死や年金問題など、高齢者にとって問題山積の世の中になりつつあります。

そのような中、国の政策として高齢者の健康寿命を伸ばし、要介護状態であっても在宅で生活できるように方向が示されています。ケアマネージャーはその高齢者の疾病予防から、在宅生活まで多岐にわたる支援を必要とされ、必要不可欠な存在となっています。

ケアマネージャーとは

ケアマネージャーとは、簡単に言えば介護保険制度を利用する際のコーディネーター役となります。介護保険は在宅はもちろん施設利用に際しても必要な制度であり、サービスや内容は年々複雑化しています。障害の程度に応じて介護度が決められ、要支援1から要介護5までの7段階に振り分けられますが、その段階に応じて利用可能な金額やサービスが定められます。サービスの組み方は多種多様であり、同じ障害でも利用者の性格や生活レベルに応じて必要なサービスは異なり、ケアマネジャーの”センス”が問われるのです。

これまでは利用者の出来ないことへの支援が主になっていましたが、今は出来ることをのばし、出来ないこともどうやったらできるようになるか利用者と相談しながらサービスを組み立てていくことができるケアマネージャーが求められています。

ケアマネージャーのやりがい

前述したように、ケアマネージャーは利用者と相談しながら介護保険のコーディネートを行なっていきます。

利用者には様々な生活背景があり、コーディネートを進めるうちに家族に近い存在として頼られることがあります。介護現場もしくは病院においても担当は付きますが、常に同じ人とは限らず、場面場面においての関わりとなる中ケアマネージャーは最初から最後まで1人が担当して支援にあたります。これまで入院していた方が、いよいよ退院をよぎなくされ在宅に戻る際も、できるだけこれまでの生活に戻せるようサービスを整えますが医者や看護師は退院後の生活は分かりません。

ケアマネージャーだからこそできる支援や逆に医療者への助言なども必要であり、責任も重いですがその分福祉の現場とはまた違ったやりがいのある仕事です。

他職種からの転職

ケアマネージャーの受験資格として介護福祉士から歯科衛生士など様々な資格があります。

介護保険制度とともに始まったケアマネージャーですが、最近はケアマネージャーの質の向上が叫ばれ、受験の難易度も上がっています。介護関連からケアマネージャーに転職される方も多いのですが、最近は特に医療福祉の連携が必要でありそれに応じてケアマネージャーにもある程度の医療知識が求められています。

また、ケアマネージャーは利用者の生活に深く入り込むことから、医療福祉の知識のみならず、様々な人生経験も大切です。サービスのコーディネート1つにしても利用者からの信頼を得て始めて成立します。介護の現場を知っているケアマネージャーはもちろん強いですが、それ以外の社会経験や人生経験を経てきた方がケアマネージャーの資格を取り福祉医療の知識を得ることによってより良いコーディネートができる可能性があります。福祉の仕事において様々な前職を経てその経験を活かして資格を得て働くことができる珍しいお仕事の1つでもあります。

ケアマネージャーの働き方

基本的に週休2日などカレンダー通りのお休みとなります。また夜勤などもありません。

必要に応じて電話対応や休日出勤の可能性もありますが、自分でスケジュールを組んで動くことになるので事前に調整することで必要時に休むことが可能です。

小さいお子さんやまた在宅介護をされている方は、パートタイムや介護度の軽い方の担当など調整がきく事業所もありますので、転職の際に事前にまず相談されることをお勧めします。お給料においても以前介護職をされていた方であれば夜勤なしでも同じかもしくは高くなることもありますので、そのために転職を希望される方もいます。

また、主に事務仕事や訪問業務になりますので、腰が悪い方なども車の運転などに支障がなければ、身体への負担が少ないというメリットがあります。

ケアマネージャーの今後

今後、団塊の世代が高齢者となり、高齢者数が増加すると言われています。介護保険も40歳以上の国民から徴収されていますが、必要とされる費用は増すばかりです。そんな中介護保険だけに頼らず健康で長生きできる高齢者を増やすこと、また病気を持ちながらも在宅で生活していくことができる環境作りが必要です。

福祉と医療の連携が必要不可欠となってきた今、その架け橋となるのがケアマネージャーです。だからこそ質の高いケアマネージャーが必要とされています。利用者の生活や身体状況を把握し他職種と連携をとりながらその人にとって適切なサービスに結びつける。今後そのようなケアマネージャーの活躍が、この先高齢者の生活の変化の一助になるのではないのでしょうか。

誰でも安心した老後が送くりたいと望んでいます。しかし実際は、不安を抱えた人が多いのも現実です。高齢者問題は日本の最重要課題の1つでもあります。その分ケアマネージャーの今後の活躍にはとても注目されています。ケアマネージャーの質が上がることにより需要は更に伸びるのではないのでしょうか。