ケアマネージャーが転職を考える時とは?!

ケアマネージャーが転職を考える時とは?!

介護業界唯一の国家資格である介護福祉士。その介護福祉士として5年間勤務してやっと受験資格を得ることができる、介護資格の最高峰であるケアマネージャー。

そんなケアマネージャーでも仕事で悩み、転職を考える時があります。そのようなケアマネージャーの悩みや転職理由をご紹介します。

ケアマネージャーが抱える仕事の不安

ケアマネージャーの仕事は現場で高齢者に介護サービスの提供をするのとは全く別物です。

ケアマネージャーは介護保険利用者である高齢者にとって、どのような介護サービスを提供するのが最適かを考えて提案します。高齢者が今後どのような生活を送りたいのか、どのようになっていきたいのかを聞き取りし、その目標が達成できるように計画を考えていかなければなりません。さらに、高齢者の家族のニーズを把握しておく必要もあります。経済的・体力的・時間的なものを考え、家族がどの程度高齢者の介護に参加できるのか、どのようなタイプの介護施設を利用することで高齢者にとっても家族にとっても健康的で快適な日常生活を送ることができるのかを相談します。

このように高齢者が介護サービスを利用するうえで重要な存在であるケアマネージャーですが、その責任の重さゆえ自分の判断が正しかったのか不安になる人もいます。中にはせっかく苦労してケアマネージャーになれたのに、重責に耐え切れず、早々に転職を考えてしまう人もいるようです。

相談相手がいない

介護付き有料老人ホームの場合、利用者に対するケアマネージャーの数の基準は50:1になります。そのため施設によってはケアマネージャーが自分一人という状態になってしまうこともあります。

このような状況では身近に自分と同じ境遇で働いている人がいないため、自分の判断について相談できる人がいません。仕事上のトラブルが起きた時、一気に自信がなくなってしまうこともあり得ます。

また、全て自分一人で仕事をしていくことになるので、ケアマネージャーとしてのスキルアップの機会も失ってしまうかもしれません。ケアマネージャーとしての経験が浅く、一人で仕事を進めていくことに不安がある人は、転職前にその施設にはケアマネージャーに対する研修やサポート体制が整っているのか調べておきましょう。

また、いくつもの施設を運営している介護施設の場合、各施設のケアマネージャー同士の連携が充実しているかを調べておくのも良いでしょう。さらに、職場にケアマネージャーが自分一人でスキルアップに関して不安を感じる場合、各都道府県の福祉協議会が主催する研修に参加するという方法もあります。このような場に参加すれば他のケアマネージャーとのネットワークを構築できるかもしれません。

現場の仕事との掛け持ちをしている

ケアマネージャーの仕事は現場の介護とは違うのですが、忙しい介護施設や慢性的な人員不足の介護施設の場合、ケアマネージャーも現場の介護をしなければならない可能性があります。

ケアマネージャーは高齢者や家族から介護の相談を受けたり、ケアプランの作成、自治体や各事業者への依頼など、ただでさえ忙しい仕事です。そこに現場の介護の仕事までする必要が出てきたら、どう考えても体力的に持たないでしょう。このようにケアマネージャーの仕事以外のこともしなければならず、体が限界を迎えて転職を考えている人もいます。まずは転職前にケアマネージャー以外の仕事をする必要があるのか、しなければならない場合どの程度の割合なのかをしっかり確認しておきましょう。

転職後に話が違うという状況になった場合は、ケアマネージャーとしての仕事を継続が難しくなるという旨を上司に伝え、業務改善に向けて相談してみてはいかがでしょうか。

これまでの現場仕事とのギャップになかなか慣れない

ケアマネージャーになりたての人はこれまでの現場の仕事とのギャップになかなか慣れず、自分のしていることに自信が持てなくなることがあります。

ケアマネージャーになるまでに、様々な介護施設や事業所で10年以上勤務してきたという人も多く、立場の変化について行けないのかもしれません。確かに介護業界という大きな括りで見れば介護職10年以上のベテランかもしれませんが、同じ介護職でも全く仕事内容が違うケアマネージャーとしてはまだまだ新人です。

ケアマネージャーの仕事を一からしっかり覚えていくためにも、先輩ケアマネージャーに何でも相談し、自分の力では対処できない時にはサポートしてもらえる状況を作っておくと良いでしょう。

時には肩の力を抜くことも重要

介護のエキスパートであるケアマネージャーですが、何でも自分一人でやっていかなければ、と肩に力が入った状態でずっと仕事をしているとスタミナ切れしてしまうこともあります。介護業界で長く仕事をやってきたというプライドがあるかもしれませんが、これで心が折れて他業界に転職してしまったら、介護業界にとっても大きな損失です。

困った問題が起きたり悩みを抱えた時は、先輩ケアマネージャーや上司に遠慮なく相談するのが良いでしょう。ケアマネージャーとして長く仕事を続けていれば、そのこと自体が自信につながってきます。また、困難な状況を乗り越えることで、スキルや知識もさらにアップしていくでしょう。